東京キリスト教学園入学式


4月7日(火)東京キリスト教学園の入学式に参列をしました。お椀を三つ伏せたようなチャペルで式が行われました。講壇の右には約10メートルにもおよぶパイプオルガンが設置されています。一番大きいパイプは約6メールはあり、2006本のパイプが組み込まれているそうです。それでもチャペルの空間が大きいので、パイプもそれほど大きいとは思えません。パイプの中間に"Soli Deo Gloria"(ただ神にのみ栄光あれ)と書かれていました。
 そのオルガンが鳴り響く中、大勢の会衆と共に「栄光、栄光、イエスにあれ」と賛美しました。オルガンの響き、大勢の賛美の声が会堂に満ち、神の栄光が溢れる感動の時を持ちました。それはすばらしい時でした。
 しかし、そのオルガンの響きと賛美の中ふと小生が遣わされている大間々教会の礼拝を思い浮かべました。会衆は約30人前後、賛美をリードするオルガンは時々つっかえます。賛美は声は全体に小さく、入学式の礼拝とは比べようもありません。
 でも、大きく鳴り響くパイプオルガンがなければ、大勢の賛美の声がなければ、イエスの栄光は現れていないのでしょうか。そんなことはありません。貧しい会堂であっても、オルガンが上手く鳴り響かなくても、どんな少人数の会衆でも、イエスの栄光は信じる人々の礼拝の中に現されていることをかたく信じるものです。
 このような素晴らしいチャペルとオルガンの響きの中で訓練を受けた神学生が、やがて卒業後派遣される日本の平均的な小さな教会を想像する時、学生達はそこにもイエスの栄光が現されていることを確信できるでしょうか。・・・・・ちょっぴり心配になりました。

2−3人の神学生を相手に手作りの神学塾での訓練の方が、むしろ卒業後は益に働くかもしません。
弱小神学塾がんばれ!