飛来したツバメたち

 昨日4月22日家の前の電線にツバメが2羽止まっていた。]南方から初夏を伝える郵便でもある。毎年のことだがツバメが飛んできたということは他の南方からの渡り鳥達の到着を伝えるものでもある。
  代表的なオオルリコマドリキビタキサンコウチョウ達も既にそのあたりの林の中で羽を休めているはずである。
  彼らは、しばらくして渡良瀬川を上流へ遡り、そこからさらに支流へ支流へと上っていき、やがて子育てにふさわしいと判断したところで、メスの飛んでくるのを、あの美しい歌声を響かせながらひたすら待ち続けるはずである。バードウオチャーを自認する者にとって、是非とも新緑の山へ双眼鏡を持って出かけなければならない。そうだ!。出かけなければならない。彼らが呼んでいるからだ。           
 渡り鳥ではないが歌声では全く見劣りしないのがミソサザイだだろう。あの大声のコマドリの声にも決して負けはしない。むしろ勝っているだろう。美しく澄み切った長いアリアは、清流の水音をものともせず、切り裂きながら私達の耳に快く響いてくる。
あー!、もう山へ行かなければ・・・・・・。

 アダムが罪を犯した後、神は彼に「あなたは、どこにいるのか。」(創3:9)と呼びかけられた。アダムだけではない、エリコの町に住んでいたザアカイにも「急いで降りて来なさい。」(ルカ19:5)と呼びかけられた。
 私達は皆誰一人、そう。例外なく、初夏の小鳥達ではなく、この世界を創造された神に呼びかけられている。