隠れるように実イチジク

我が家の庭には一本のイチジクの木が植わっています。その木が今年はたくさんの実をつけました。それがこの10月に入ってつぎつぎに熟し始めました。甘さは最高です。

秋の日差しをあびて、毎日4−5個づつですが収穫をし、朝食のテーブルを飾っています。
写真のイチジクをみるとわかりますが、手のような形に似た大きな葉っぱの下に隠れるように実をつけます。ですから、よく見つけないと見落とすことがあります。見落とすと次の日にはひよ鳥がしめたとばかりつっついてしまいます。その日の朝食を飾るはずの甘いイチジクは写真のように見るも無残な姿となります。

一度鳥に食べられた実は、「あなたにあげますよ」とそのままにしておくことにしました。
イチジクの実は柿の実とは対照的に実っています。柿のように「わたしを食べてください」とは呼びかけません。不思議ですが、ひっそりと葉に隠れるように実っています。「こんなわたしですが、食べるお気持ちがあるなら、食べてください」と言っているようで、その遠慮しているような様子がホットさせます。